【近況報告+α】プリンセス・プリンシパル単推し記事【2021/2/11】

 本田 (https://twitter.com/someonehonda )です。
 今回は自身の近況報告とプリプリ感想記事を兼ねています。

まえがき
 吾輩は就職に伴い、後期試験ののちすぐに上京してきた九州民である。荷物はまだ(届いて)ない。カーテンもWi-Fiも毛布もない新居が無理すぎて、社会人の友人に無理言って泊めてもらったり、別の友人に焼肉を奢って貰うなどして過ごしている。これ、主体が違うだけで実質パパ活とか家出娘と同じなのではと思ってたりする。


報告その①
 俺さ、この大学を卒業したら結婚するんだ。結婚式をやるから君も友人を連れて来てくれよ、ご祝儀いっぱい貰いたいしな。おいおい、鳩が豆鉄砲食らったような顔してんな。そういえば鳩の顔って今一つピンと来ないし、豆鉄砲に至っては鳩が喰らってる攻撃っていう認識しかないな。というか、突然発砲されて驚いただけなのにその表情を慣用句で揶揄され続ける鳩、可哀想すぎるだろ。理不尽な内輪ノリを押しつけられてるんだからな。とか言ってると、なんか俺の結婚式に君を呼ぶのも内輪ノリの押しつけのような気がしてきたな。付き合わせてしまい悪かった、挙式の件は聞かなかったことにしてくれ。まぁ、とにかく卒業したら明るい未来が待ってるってことさ。


報告その②
卒業出来ませんでした

 オンライン成績評価を舐めていた。その教科は問題発表から締切1時間のレポートという形でオンライン試験がされ、ググれることを前提に、初期の想定より難しいまたは深い内容の出題になり、泣きながら提出した。結果Fだし、攻めすぎた履修登録のせいでリカバーも効かずにドボンだった。ちなみに当学法学部には土下座の攻撃判定が無効。


報告その③
内定済み企業が非正規雇用にて入社させてくれることになりました

 メールにてガチガチに詫び倒してお願いした。ただの醜いお気持ちメールにならぬよう、報告、お詫び、提案の流れで段を分けて読みやすいようにするなど、本田の気遣いが光った。留年内定者は参考にするように。結果御社は俺をアルバイトとして入社させることを認めて下さった。
 親に申し訳ないから、学費も自分で払って前期のリモート講義で取りこぼしをカバーし、秋季卒業をすると決めた。前期のうちにコロナが収束すると通常講義に戻って在東京ワイが詰む可能性があるので、リモート全解除にならない程度には流行ってて欲しい。日本を、リモートに。リモートで全員幸せになろう。


報告その④
プリンセス・プリンシパル視聴完了

 まだ新居にWi-Fiがないので家出娘状態で家主と共に一気見したが、めちゃめちゃ好きな作品だった。

 壁で分断された架空のロンドンでスパイ少女達が暗躍する話。好きポイントとしては舞台設定の凝り方、話、キャラ、音楽などが挙げられる。つまりは全部良かったということ。

 舞台設定について。全話通して戦前のリアル部分とファンタジー部分が個人的に好きな具合に同居していた。
 一定範囲を無重力化する「ケイバーライト」を新しい動力源とし、しかし他のテクノロジーは基本戦前程度のままに大きく繁栄したロンドンの都市は、それだけでワクワクする見応えがあった。
 他の文化や生活については戦前くらいの水準のままなので、貧民街や小さな会社などは当時のままに描かれているように感じた。軍服の洗濯工場の女性労働者たちが作業中に歌う歌や、死体処理場での作業手順など、リアリティが満載に感じた。私は実際に歴史資料を研究した訳ではないので、専門家なら何かしら設定に粗を見つけるかもしれないが、素人目には細部まで凝っているように見え、とても作品に入り込めた。
 使用すると燃料の限り無重力になれる、スパイ用携帯型ケイバーライト移動装置「Cボール」は、それだけでスパイアクションをぶち壊しにするレベルの性能をしているが、発煙機能を目眩ましに、発光機能を信号に、と俗物的な使い道も多い。これによって、無重力浮遊も数ある用途のうちの一つとして相対化され、等身大のスリル感が保持されたと思う。(※追記※発煙機能は別の器具だった。)
 
 話について。
 話数とcaseの番号が一致せず、時系列はcaseの番号の方による。これにより、本編初めに大まかに時系列を知ることが出来るし、描かれていないcaseがあることで想像の余地も残っている。ドロシーと父親の回が一番痛々しくてスマートで好き。
 後半の話数では度肝を抜く展開があり、それまでの話数の見方が大きく変わり、より面白くよりアツくなった。
 壁による分断とか、身分や出自による分断とその解決というテーマも壮大でたまらなかった。

 キャラについて。
 全体的に暗かったり、救いのない状況で奮闘してきているため、スパイのメンバーは皆強い心臓をしており格好良かった。そのメンバーの中で生真面目さ純粋さを多く残したベアトリスの言動は時に萌え~な空気を程良く放ち、これが話の中での暗い雰囲気を打開したり、逆に強調したりと重要なキャラだったと思う。OPのサビのところから既に明らか。とても可愛かった。

 EDの、カーペンターズみたいな、だいぶ前のエバーグリーン洋楽的な口ずさみやすいポップスも個人的に刺さってとても好きだった。

 全体を通してめちゃめちゃ好きな作品だった。最終話それで終わっちゃうの?と少しだけ引っかかったが、今日(2/11)から劇場版が公開されるとのことで、とても楽しみ。なお、この記事を書いている間に、行こうとした映画館の上映時間に間に合わなくなってしまって困っている。



報告その⑤
報告その①の結婚の話は嘘です(豆鉄砲のくだりは本当)
 
 スパイは嘘をつくものさ。

#おわり
#おしり

someonehonda.hatenablog.com