【2020年秋アニメ】ランキング・評価理由(前編)
本田(@someonehonda)です。
ランキングの目安は、
S++:人に胸張ってオススメ出来るもの、覇権レベル
S+:人に胸張ってオススメ出来るもの、好き
S:人にオススメできるもの、好きな部分が多い
A:人にあまりオススメはしないもの、好きな部分がある
B:人にオススメしないもの、好きな部分もあるが嫌な部分が目立つ
C:人にオススメしないもの、嫌な部分が多い
で見てください。
S++
呪術廻戦
S+
S
体操ザムライ
A
虹ヶ咲
魔女の旅々
B
神様になった日
戦翼のシグルドリーヴァ
それって個人の感想ですよね?(西村ひろゆき)
どこまでも個人の感想に依拠します。
ランキングの経緯としては、初めに16作品を3話まで視聴してランキングづけをした結果のA以上を視聴継続し、逐一ランキング付けしながら完走しました。よって、スタート地点はA以上となります。逐一評価なので、アツい展開だと思ったら上げ、引っかかる部分や、もっとこうして欲しかったというような箇所を見つけ次第チクチク下げていきました。
同じアニメを見た友人と話すと、自分の評価がマイナスを大きく反映しすぎている気がしてきたので、そのあたりを含めて評価理由まで見て行ってもらえたら嬉しいです。
少々ネタバレを含むので、初見の楽しさが好きな方はdアニに直行せよ
(上位3作品の評価までやって疲れたので、ここで一旦公開します)
(2021/01/04 内容以外を微修正)
(2021/01/05ランキング目安を追加)
呪術廻戦 (S++)
OP、EDの映像が大優勝しているし、特にOPの、背景までがっつり動かすアニメに予算を感じた。
ストーリーについても、主人公虎杖の「正しい死」への気の持ちように、応援したく・成長して欲しくなるし、他キャラの人格とか人間性の描写がリアルなところ(一部除く)も、もっと身近に感じられて好きになれる上に、呪物の不気味さが勝手に強調されるしで、気持ちよくなりっぱなしだった。呪物に相対するときの雨や薄暗い古い施設や「帳」の中の描写も、薄気味悪い世界をずっしり感じるのに効いたと思う。
番外編の「じゅじゅさんぽ」も、特にストーリーに関係ない日常編で、シリアスな本編の箸休めになり、かつキャラへの親近感が湧いて最高。
戦闘シーンも異常にカッコよかった上にテンポを悪くすることも説明が不足することもなく感じたので、何故こんなに良くなるのか逆に分からなかった。もう一回見ると思う。
総合して、東堂が個人的に嫌なとこ以外引っかかるところがなく、良い部分が多すぎてS++の評価とした。優勝!
無能なナナ (S+)
あらすじだけ見て能力者バトルものとして見始めたところ、1話で騙された。
特殊な能力を持つ少年少女が集められた孤島の学園。生徒たちは「人類の敵」と呼ばれる怪物と戦うため、訓練にはげんでいる。その一人、中島ナナオは、自分の能力に自信を持てず、クラスメートからは「無能クン」と呼ばれていた。しかし転校生、柊ナナとの出会いをきっかけにその運命は大きく変わっていく。(1話あらすじ)
(以下ネタバレを含む)
なんと、人類にとっての「敵」とは彼ら能力者のことだった。人類は能力者を訓練という名目で島に就学(幽閉)させ、人類側から派遣された無能力者・柊ナナは、能力者のフリをして彼らに紛れ込み一人ずつ殺していく、人狼ゲームでの人狼のような立場だった。
1話後半までのナナオ視点と、以降のナナの視点、最終話付近のナナの過去を含めた視点で、それぞれの行動や事件の見え方が変わるところが面白かった。疑う対象とか敵が変わっていく感じ。全体の分量ではナナの視点が主なので、人狼ゲームとか心理戦とかトリックとかが好きな人にはハマると思うしオススメ。ゲームでの人狼の立場ってだけで考えても、自分だけ無能力者で、全ての村人はやっかいな能力者で不老不死のやつまでいて完全に詰んでるので、その中でナナが活躍するだけでアツい。ここにナナの心情とか入ってくるので面白かった。
OPの冨田美憂、美声すぎ気持ち良すぎワロタ
個人的に批判できるところは、絵やアクションが特別魅力的でない、くらいだった。心理戦のスリル、殺害やアリバイのトリックや後半で過去の謎が明かされる気持ちよさを評価してS+ランクにした。
体操ザムライ (S)
周りと評価ズレてんなぁと思った作品。
1話付近では、事前情報よりも謎要素(追われている忍者、謎の鳥)が多いけどすぐに回収するかなぁ、キャラデザと線のタッチが好きだなぁ、OP,EDイケてんなぁといった印象だった。OPのネオン看板でクレジット書くのめっちゃ好き。EDのORESAMAみたいなイラスト好き。後から知ったけど編曲HIDEYA KOJIMAで実質ORESAMAだった。
序盤はまぁ好き寄りだったけど、4話で相当首傾げポイントが溜まった。追手から逃げたままの自称忍者レオは、主人公家族の若い婆ちゃんのスナックでバイトしながら居候していたが、主人公の娘・玲が通学路で苛められているのに気づき、別日に小学校の教室の窓の外でこっそり張り込み、最後は玄関でのいじめ現場を押さえ説教し、改心させるというストーリーだった。
それまでの話数でも、居候先の城太郎の家での日常で、追手を巻く意図でもないのに忍者の額隠ししてるし「〇〇でござる~」といった口調のままで、結局何者?と思っていたのに、上記のかなりサイコなことをしていて評価を下げるポイントになった。後の話数で明らかになるレオの過去を踏まえても擁護できないなと結論した。
かなり喋る謎の鳥についても、長身追われ忍者の半サイコ居候という謎設定モリモリマンと同居するには流石に存在感強すぎに感じたので、そこもマイナス評価した。
このままでは評価A以下かなと思ったが、城太郎の妻=母を亡くしたため一人で家事しながら学校に行っていた健気な娘・玲が、中国の女子体操選手と仲良くなり東京で思い切り羽を伸ばす回や、城太郎の新技開発、レオの過去など、後半で畳みかけるように魅力が加速したと感じた。最終話は、過去に登場した他のキャラがそれぞれの活躍をするのが気持ちよかったり、玲が名演技でレオを説得したり、最高にアツい体操アクションだったりと最終話にふさわしい大団円的な終わりだったと思う。
中盤のマイナスと最終話付近のアツさを含めてS評価とした。
(残りの評価理由は後日書きます)←書きました
【2020年秋アニメ】ランキング・評価理由(後編) - someonehonda
【2020年秋アニメ】ランキング・評価理由(番外編) - someonehonda